やすの銭湯日記

1997年2月15日
GOKURAKUYA

杉並区上荻2-40-14

青梅街道と環八の交わる場所、四面堂の交差点からすぐの所にある銭湯、その名も「GOKURAKUYA」。名前も銭湯らしくないが、外観も看板も何だか居酒屋のような感じがする。非常にユニークな銭湯だ。

ここの銭湯の売りは、入浴した後に二階でカラオケが無料で楽しめるというところらしい。カラオケは一般客に対しては有料なのだが、銭湯を利用した客は一時間無料になるということのようだ。なかなかいい制度ではあるのだが、さすがに銭湯めぐりした後にたった一人で歌う気にはならない。

十六時に開店とほぼ同時に入る。サウナを利用すると入浴料とあわせて六百五十円。サウナ利用者にはタオルと石鹸、シャンプー、リンス、剃刀と一通り渡される。何も持って来なくてもこれなら大丈夫だ。

中は縦に細長い造りで、天井は低い。湯舟は電気風呂、ハーブ風呂、座風呂、水風呂と並んでいて、湯舟の至るところにてすりがついている。そして奥にはサウナ。浴室全体の印象としては、広さの割にはバリエーションが豊富という感じだろうか。カランが使いやすいのがいい。シャワーの湯量も十分だ。

今回はサウナに入りたかったので髪だけ洗ったらすぐにサウナへ。二回に分けて約十分程入っただろうか。その後も湯舟のほうでゆっくり温まったおかげで、帰りに湯ざめすることもなかった。

一人で行くとあまり印象の残らない銭湯かもしれない。やはり家族やグループで行って入浴後にカラオケという楽しみ方をするのが正しい利用法の銭湯ではないだろうか。



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