やすの銭湯日記

2001年2月25日
第二石原浴場

杉並区宮前4-6-13

今日は日曜日だというのに休日出勤である。夕方16時過ぎにやっと解放され、一日の疲れを癒すために銭湯めぐりへ向かうことにした。

実は昔ながらの銭湯の場所をチェックしていたのだが、現地へ行ってみると、残念なことに駐車場とコインランドリーになっていた。こういうこともあるかと念のためにメモしておいた銭湯へ足を運ぶ。というわけで、今日訪れるのは京王井の頭線の富士見が丘駅から徒歩数分の第二石原浴場である。

フロントには、サウナは入浴料込みで八百円と書いてある。しかし、サウナに入る旨告げると、タオルを持っているかどうかを訊かれ、持っているというと「七百円です」との返事が返ってきた。百円はタオル代なんだろうか。

中は脱衣場、浴室ともにかなり広い。脱衣場には人がいなくてなんだか寂しい雰囲気にさえ感じる。しかし、浴室は賑わっていて、客が少ないわけではなかった。

サウナは正面の仕切られた向こう側にあり、こちらもかなり大きい。テレビ付きなのがうれしい。サウナの前には水風呂と軟水風呂があるのだが、この部分は天窓が開くようになっていて露天の雰囲気が味わえる。お湯はちょっとぬるめ。浴室の入口横にある森林ラドン浴はさらにぬるくて、私の好みには合わなかった。ぬる湯でのんびりが好きな人にはいいかもしれない。

他の湯舟もバリエーションには富んでいるのだが、全体的にちょっとぬるめ。ただし、四十四度くらいの高温風呂が用意されているので、熱い風呂が好きな人でも楽しめるようになっている。それぞれの好みの客が共存するにはこういうやり方がいいと思う。

カランはごく普通のタイプ。湯舟の背景画は側面の幾何学模様のみ。風情を出すよりも多彩な湯舟を売りにする銭湯である。いろいろあるわりには狭く感じないのがなんともうれしいところである。



yasunori@kimuralab.org