やすの銭湯日記

1999年10月24日
三光湯

昭島市東町4-11-1

昼間と夕方に立川で用事があったため、午後の数時間を立川周辺で過ごさねばならなくなった。こういう時は銭湯めぐりというわけで、事前に調べてあった三光湯に向かう。立川から青梅線で一駅、西立川駅から徒歩数分。

たった一駅しか行っていないのだが、風景はとたんにのどかになる。何か懐かしい雰囲気のある団地の間をぬけて行くと見える煙突。昔ながらの破風造。日曜の午後、まだ明るいうちに入る銭湯にふさわしい状況だ。ここの銭湯は日曜日だけ他の日より三十分早く営業開始する。三時ちょうどの開店とほぼ同時に中に入る。

フロントでサウナ用タオル一式を受け取り脱衣場へ。それほど広くはないが、天井が高くて圧迫感はない。庭の池には大きな鯉が泳いでいる。ちゃんと整備された庭でなかなかいい風景だ。

カランも快適。サウナも適温。水風呂もあるし湯舟も広い。薬湯もあって言うことなしだ。いや、サウナに砂時計一つしかないのはちょっと不便かな。まあとにかく、その程度しか不満が見当たらないと言った方がいいくらい満足した。ちなみに湯舟の背景画は幅広の豪快な滝の絵。しかも壁一面から側面の壁まで絵がつながっている。なかなかの迫力だ。

非常にバランスがいいというか、つぼをおさえているというか、好印象の銭湯だった。全体的に手入れが行き届いているということなのかな。

唯一の問題は「西立川はうちから遠い」ということだろうか。ちなみにここは立川市ではなく、昭島市だ。



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