やすの銭湯日記

2000年1月28日
元の湯

武蔵野市境1-8-20

残業でちょっと疲れたので今日も銭湯めぐり。もちろん疲れていなくても最初から銭湯めぐりをするつもりで風呂道具一式は持って来た。武蔵境の駅で下車し、北側に出て五分程歩くと「ゆ」の看板が光っている。元の湯は大きな建物で堂々とした破風造の銭湯だ。

大きいのはもちろん外側だけではない。中に入ると脱衣場もどーんと広い。サウナ等を後から設置して少々狭めの脱衣場が多い中、ここはまるで、あくまでも昔ながらの形態にこだわっているとでも言うかのように空間を贅沢に使っている。庭の感じも番台の雰囲気も、なんともいい感じで、入口近くに置いてあるストーブも懐かしい形。ここまでそろってるとなんだか非常にうれしくなってくる。

浴室も十分に広い。ずらっと並ぶカランは全部で三十、さらに立ちシャワーが二つ。しかも決して無理矢理詰め込んでいるわけではなく座ってもとくに窮屈には感じない。開放感を味わいたい銭湯でこの敷地の広さは十分武器になる。しかもここは最新のスーパー銭湯ではなく、昔ながらの建物なのだ。

湯舟も広くて、足を存分に伸ばせる。背景画は富士山、最近描き直したのかな。ずいぶんきれいでぴかぴかだ。

これだけ広い広いと書いてみたものの、実は平均よりちょっと広い程度なのかもしれない。しかし、東京の、決して広いとは言えない銭湯が多い中でこの大きさは、私には十分大きく感じた。一度訪れて自分の目で判断してみて欲しいなあ。



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