やすの銭湯日記

2001年11月4日
雷湯

中野区南台3-19-6

少しずつ冬が近づいてきて、だいぶ肌寒く感じるようになってきた。そんな中、今日はサウナのある銭湯でゆっくり温まることにした。中野からバスに乗って南中野地域センターバス停下車、少しだけ歩いたところに見えてくるのが「雷湯」である。

すっかり冷えた体を早く温めたいので、さっさと服をロッカーに脱ぎ捨て、浴室に行く。体を流したらとりあえずサウナに飛び込む。温かくて気持ちいい。この銭湯のサウナはけっこう広くてリラックスできる。十二分計で十分弱温まったらそろそろ限界だ。あがることにしよう。

ここの浴室はレイアウトが変則的で、湯舟は正面ではなく横の壁側にあり、カランは女湯との仕切側と正面奥に並んでいる。島カランが中央にあるが、カランがついているのは島の片側だけになっている。使いやすいカランで体と髪を洗う。ちょっと残念なのは、シャワーの根元から湯が漏れていて隣の人にかかりそうになっていたことぐらいかな。

さて、体も洗い終わったし、あとはのんびり湯舟に浸かるだけである。まずはこの銭湯の最大の楽しみともいえる露天風呂に向かおう。浴室の隅にひっそりとある「露天風呂」と書かれた扉があり、そこから外に出る。住宅街にある銭湯なので当然露天風呂を囲む壁はかなり高いのだが、今日のような寒い日には外のひんやりした空気と温かい湯のコントラストが心地いい。岩風呂風の湯舟もかなりいい感じである。やはり風呂はいいなあとあらためて感じる。

もちろん露天風呂だけではなく、浴室内の湯舟も打たせ湯・寝風呂・座風呂・電気風呂と並んでおり、いろいろ楽しめる。湯舟の中央には壷のような形のものがあり、ここから湯があふれ出している。いくつかの銭湯で見たことがある形だが、ちょっと面白い。

脱衣場に戻ったときに初めて気づいたのだが、喫煙室らしきものが設置されている。たばこをすわない私にとっては非常にうれしい設備なのだが、残念ながらきちんと機能していないようで、脱衣場の方にも灰皿があり、そこでたばこをすっている人もいる。やはり風呂あがりに一服したい人の方が多いだろうし、その人たちに不便を強いるのも難しいのだろう。



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