やすの銭湯日記

2004年4月29日
亀の湯

江東区猿江1-18-9

祝日の夕方、電車に乗って銭湯めぐりに出かけた。目指すは都営新宿線住吉駅近くの「亀の湯」である。この銭湯は、以前引越先の物件を探していたときに前を通ったことがあり、ビル銭湯の外観だけは何となく覚えていた。もちろん入るのは初めてである。

入り口は自動ドアになっていて、入るとこちら向きになっている番台がある。最初は入浴料金四百円のみ払って脱衣場に向かったのだが、浴室の中をよく見ると有料のサウナがある。ちょっと考えて、サウナも利用することにした。番台に戻って追加の二百円を払う。

脱衣場も浴室もこぢんまりしたこの銭湯、それほど大きくなくてもサウナがついているのはポイントが高い。しかし、いかにも以前浴室の一部だったところを壁で仕切っただけのサウナは最初少々不安であった。過去にこういう形式でぜんぜん温まらないサウナを経験したことがあったからである。

ところが、予想に反してここのサウナはきちんと体が温まり、非常に気持ちいいものだった。ウェットサウナなので赤外線のドライサウナとはちょっと種類がちがうが、十分満足できるものであった

サウナはよかったのだが、カランの前に腰かけてシャワーで髪を洗おうとしたら、温度が低くて冷たかった。しばらく待っていたら徐々に温かくなってきたが、個人的にはもう少し温かい湯が出てきたほうがいいと思うのだが‥‥。

サウナがあるせいで湯舟はちょっと狭いが、宝寿湯と電気風呂があってなかなか充実している。背景画はタイルに描かれた滝の絵、そして男女仕切りに富士山。のんびり温まろう。

いい気分で脱衣場に戻る。改めて観察すると、脱衣場の隅で十円駄菓子が売っている。ちょっと風変りで面白いなあ。



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