やすの銭湯日記

2001年1月31日
亀の湯

杉並区本天沼1-2-8

今日は有給休暇を取って、午前中はのんびりとしていた。午後は久しぶりの銭湯めぐりをしようということで、15時過ぎに家を出る。時間がたっぷりあるので、普段なら電車で行く距離のところを歩いていくことにした。

早稲田通りから中杉通りに入ってすぐのところを右に。やがて煙突が見えてくる。本日訪問の銭湯、亀の湯である。建物の外観は、東京で見慣れている破風造とはちがいごく普通の建物だが、中に一歩入ると伝統的な銭湯の形をしている。番台だけは向きが逆に改造されているが、脱衣場や浴室の天井の高さなども昔ながらの銭湯そのものだ。

浴室中央の二つの島カランにはシャワーがついておらず、両壁際のカランのみシャワーがついている。すいているのでシャワー付きカランを確保するのは簡単だった。最初に見たときは湯量が少ないかなと勝手に想像していたのだが、実際に出してみると長髪も十分に洗えるだけの湯量があり、満足できた。

湯舟の背景画は富士山のペンキ絵。平成十二年十月七日の日付が入っている。描き直されたのが最近なだけのことはあって、色も非常にきれいに出ているように見える。男女の境の壁にはタイルのモザイク画でクジャクが描かれていて、こちらもなかなかおしゃれな感じがする。

訪れた時刻が早かったせいか、湯温も高めで気持ちいい。掃除も行き届いていて脱衣場、浴室ともに非常にきれいである。とくに目立つ設備はないのだが、毎日通うにはいい銭湯だと思う。



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