やすの銭湯日記

2001年8月26日
大黒湯

杉並区永福3-51-7

京王井の頭線西永福駅から徒歩約三分。大黒湯は確かこのあたりのはずだと上の方を見ながら歩いていると、高い煙突が見えた。建物の前まで行くとなかなか立派な看板に「大黒湯」と書いてある。ここの銭湯はサウナがついていて、今日のように八月の終わりにしてはちょっと涼しい日には魅力的である。早速入ることにしよう。

男湯は向かって左側。昔ながらのスタイルだが入り口は自動ドアである。番台のおばさん入浴料金四百円に加えてサウナ料金三百円を払う。受け取ったのはバスタオルと小さいタオル、さらに石鹸とシャンプー、剃刀までついている。これで三百円は確かに良心的なのだが、今回は石鹸とシャンプーは持ってきているし、剃刀も使わない。必要な人だけ渡す方がいいんじゃないかな。もっとも、ふつうは銭湯は地元の人がお客さんのメインだから、最初から石鹸がついてくることを知っていて無駄にならないということなのかもしれない。

サウナは典型的な「増設」のパターンで、そのぶん脱衣場が狭くなっているのがわかる。脱衣場から浴室の入り口は二つあるのだが、その片方は引き戸ではなくドアになっている。結構珍しいのではないだろうか。

四人も入ればいっぱいなるくらいのサイズのサウナだが、中の温度は十分高くて、壁際に座ると耳が熱い。五分の砂時計一回半くらいで汗びっしょりになって外に出る。水風呂もついているが私は使用せず。汗を流すように体を洗うとなんだかつるつるになったような気がしてくる。

湯舟は結構広くとってあって、バックにはペンキ絵、湯は「森林浴」の入浴剤で青い色だった。寝風呂があったのだが、ちょっと浅めで、肩まで浸かるよう子供の時から親に言われ続けてきた私にはちょっとあわなかった。そのぶん、座風呂でゆったり温まる。

サウナも湯舟もカランも、とくに大きな特色はないのだが、どれも非常に使いやすくまとまっていい銭湯だと思う。ちなみに、サウナの常連客用にスタンプカードも発行しているようだ。



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